05年03月09日( セントラルサーキット )
・・・・・ロータス エクシージ 日記 5 実走テスト足廻り |
3月9日、セントラルサーキットにて
ノーマルサスペンションとTRIALバージョン クァンタムサスキットとの比較をしてみた。
まずはノーマルから。
街中及び高速では初期は固く、ガチガチ感を感じて、サーキットでも結構いけるのかな?と思っていたが
走り始めてみると以外とロールが大きい。
70%〜80%迄で走る分には問題は感じないがそれ以上で走る時は、
フロントはロールアンダー、リヤはロールオーバーと、それの繰り返しで、
それも急激に発生する為、タコ踊り状態になってしまうこともあり、
非常に扱いにくいしあがりとなって、ある意味危険でリスクが高い。
その状態のときに感じるのは、
ウェイト880kgなのに車が非常に重たく感じる。
タイム的には1分36秒791だった。
ノーマルサステスト終了後、現地で足交換を30分で終わらせ、次はTRIALバージョンクァンタム サスキットのテスト。
ここから本当の走る為のエクシージ チューニングが始まったのかもしれない・・・。
ダンパーの長さの違いが一目瞭然。
イギリス生れのロータスに、イギリス生れのクァンタムを装着♪
ロータスF−1にも装着されてたクァンタム。(知る人ぞ知る話なり…)
(当日一番喜んだのは、もしかしたらクァンタムダンパー自身かも…。)
市販(ストリートコースの場合)バージョン1 は8kgのバネレートでいくが、
TRIALロータス(サーキットコース)はほとんどサーキットで使うために、
14kgバネレートを使っている。(バージョン2)
まずコースインしてみると先程とは安定感が全然違う。
アンダー&オーバーステアの現象が消え、これが本当のロータスでは!!と思う走りになってきた。
ただバネレートが3倍近く上がった為、ブレーキのポイントがノーマルに比べ10メートルくらい手前になった。
ノーマルの場合はパッドがあまりよくない為か?フロントダイブさせてブレーキ効果を上げてるみたいだが、
バネレートを上げる事によりノーズダイブ量が減り、よりブレーキパッドに負担がかかりやすくなったのだ。
でもノーマルパッドはあんまり効かない。
すぐABSが働くが、でも全然パッド制動容量が低い為かダメである。
タイヤのキャパはあるのに…。
でも、タイム的には1分35秒163で1秒6もUPした。
それも無理せずコンスタントに走れる。
水温87℃、油温91℃で安定。
もしプロドライバーがのって走ったらこのタイムより2秒以上は、
ノーマルタイムでもサス交換後タイムでも上げて走るだろうと思われる。
51歳の私はこの辺が限界かな!?
これを書いてる今は腰が痛い。
結論的には誰が乗っても1.5秒は速くなると証明が出来た。
今後の課題は…
・ ブレーキ廻りの強化 ・ ファイナルギヤ変更? ・ シート変更? ・ パワートルク不足、解消 ・ 高速200kmオーバーからのF/安定感不足! |
今回のサーキットテストでロータスの弱点もほとんど解った。
この弱点を消せば本当のロータスが現れてくると思う。
弱点も長所となる場合もあるが、私が思うロータスはもっともっと上であって欲しい。
その為に私も老体を鍛えて人生の楽しみとして開発を頑張ろうと思った。
スーパーカーブームの時代が私の青春だったころの 『ロータス』 のイメージ 『コーリン、チャプマン』 のイメージ を思い出しながら。
カキカキ ( ..)_φ
Vol . 11