【 ヴィッツレース 参戦記 2004年Ver. 】

ネッツカップヴィッツ関西シリーズ第1戦

【T・Iサーキット英田】

 

5月9日 決 勝 日
サーキットのロッジに泊まっていた僕は、目覚ましより先に雨音で目が覚めた。

予想以上に激しい雨が降っていた!



パドックに行って、決勝の準備をして、決勝の時間を待った!



次第に雨は弱まっていくけれど、路面はかなりのウェット状態。


ヴィッツ決勝の前に、N1-1600 ハチロクの予選があったけれど、

何台かコースアウトしている車もあった。

2コーナーを過ぎてのMOSS-Sでが多かった。

昔の路面の時にもあったが、川が出来ているみたいだった。


決勝




決勝の時間が来た。

雨はかなりおさまってきたけれど、路面はウェット。

あとはもう、ドライバーにがんばってもらうしかない!



雨が降っているのと、路面状況からか、

レースに不慣れの人も出ていることが多いヴィッツレースだからかわからないが、

セーフティカースタートになる模様。



スタートして2周セーフティカーが先導してのレーススタート!



3周目にセーフティカーがピットインをして、仕切りなおす形でローリングスタート!

しかし、やっぱりP.Pの人たちも良く分かってなかったようで、

テレビとかで見るローリングスタートとは違い、もたもたとしたスタートとなった。


そのもたもたのせいで、1コーナーで後の車に先を行かれ、

8番手に後退!

モニターを見ていると、MOSS-Sで先頭グループの2台がスピン!

一瞬ドキッとした!

ウォータースクリーンで、どの車か分からない。

次の画面で、うちのヴィッツを発見できたのでとりあえずはホッとした。


そのおかげといっては何だが、6位に浮上!

しかし、その影響もあって、トップグループ3台、セカンドグループが4〜5台になって、

トップグループとの差が開いてしまった。



4、5位あたりで接戦をしていると、トップグループに近づいていった。

やっぱりドライ用の浅溝のタイヤを使っているみたいで、

ペースが上がらないみたいだ。

モニターを見ていると、オーバーが出て、暴れる車を抑えつつ、

果敢に攻める我らがTRIALヴィッツFK松村選手!!



テールトゥノーズ、サイドバイサイドの攻防を繰り返し、少しづつ順位を上げていき

ラスト2周でトップに!!!

そして、ファイナルラップ!

しかし、そう簡単には勝たせてくれない!

2位の車が果敢にプッシュしてくる!


最終コーナーでピッタリと後ろにつかれ、スリップにつかれる!


ゴール前、横に並びかけられる!そして、ゴーーーーール!!

(*TT*)


3分の1車身ぐらいの差で、からくも勝利!!

わずか、0.121秒差。

あと50m長かったら逆転されてたかもしれない!

本当にからくも、と言うような優勝だ!

でも、7位スタートからの優勝!すごいよ、松村さん!!!

ワーイ♪ゝ(▽`*)()ノワーイ♪

  ← 決勝のリザルト
  
 ← もっと大きくなるよ。


今年、関西シリーズチャンピオンを狙うトライアルチームとしては

幸先の良い20ポイントゲット!


しかし、今回は天候の読みから、タイヤのチョイス、そして何より、

松村さんのレースの運びがズバリ的中したレースでもあった!



どんなレースでも予選前から始まってて、又、勝つためには先を

『どれだけ正確に読んだ』

かが、勝敗の分かれ道なんだと再度勉強させられたレースだった。

なんか人生に似てるな『レース』って。

あーむずかし、むずかし。

 

2004年5月10日 メカ&レポート&カメラマン : おさるだ

 

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